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中央競馬コラム

【中央競馬】万馬券が出やすいレースの共通点とは?JRA-VANデータで条件を検証

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単勝の万馬券出現率はわずか約1%だが、式別を変えると景色は一変する。JRA-VANの集計データから、万馬券が出やすい式別・条件・レースの共通点を整理する。

詳しく解説

JRA-VANの集計によると、式別ごとの万馬券出現率(2020年実績)は単勝1.0%、馬連12.7%、馬単24.2%、3連複36.2%、3連単76.9%と大きく異なる。単勝の万馬券は2020年の延べ3,465頭の勝ち馬のうちわずか35頭(約1%、およそ100レースに1回)にとどまる一方、3連単は組み合わせ数が非常に多いため大半のレースで万馬券自体は成立してしまう。そのため「万馬券の出やすさ」を測る指標としては、出現率が中間的な馬単・3連複の方が参考になりやすい。

別の集計(2014年1月〜2019年1月13日、約5年間)では、単勝万馬券146本のうち、条件別では未勝利戦が74本と半数を超えるが、出現率で見ると1600万下(当時のクラス区分)が1.44%と最も高い。月別では4月が19本・出現率1.28%で最多、6月が1.08%で続き、4〜6月の春〜初夏にかけて計47本と集中している。コース別では東京ダート1600m戦が10本・出現率1.83%で最多となっており、2〜4位も東京以外の主要場のダート1800m戦が占めた。短距離よりも中距離(1600〜1800m)のダート戦の方が、人気薄の激走=万馬券が発生しやすい傾向がうかがえる。

「断然人気馬が馬券圏外に消えれば万馬券になる」というイメージについても、2020年データで検証されている。馬単・3連複が100倍台や1000倍以上(10万馬券以上)で決着したレースにおける1番人気馬の単勝オッズ分布を見ると、単勝1倍台の断然人気馬がいた割合は15〜17%程度で、全レース平均(約20%)よりむしろ低かった。つまり「断然人気馬が消えること」自体は万馬券の必須条件ではなく、上位人気馬が軒並み馬券圏外に敗れる展開であれば、1番人気のオッズの高低にかかわらず万馬券は発生し得るということになる。

注目ポイント

  • ・式別ごとの万馬券出現率(2020年実績):単勝1.0%、馬連12.7%、馬単24.2%、3連複36.2%、3連単76.9%。
  • ・単勝万馬券は2020年実績で延べ3,465頭中35頭・約1%と非常に少ない。
  • ・条件別(2014年1月〜2019年1月集計)では、未勝利戦が本数で最多(146本中74本)だが、出現率では1600万下が1.44%で最高。
  • ・月別では4月が19本・出現率1.28%で最多、4〜6月の春〜初夏に集中する傾向。
  • ・コース別では東京ダート1600m戦が10本・出現率1.83%で最多、上位は東京以外の主要場のダート1800m戦が占める。
  • ・「断然人気馬が消える」ことは万馬券の必須条件ではなく、10万馬券以上のレースでも単勝1倍台の1番人気がいた割合は全レース平均より低かった。

まとめ

万馬券が出やすい共通点を整理すると、①式別なら出現率が中間的な馬単・3連複、②条件面では下級条件(未勝利・1600万下)、③時期は4〜6月の春〜初夏、④コースは中距離(1600〜1800m)のダート戦、という傾向が浮かび上がる。一方で「断然人気馬が飛ぶこと」自体は必須条件ではないため、1番人気のオッズだけにとらわれず、レース全体の混戦度に注目したい。

情報源

※本記事は情報提供を目的としており、購入・投票を推奨するものではありません。  車券・馬券・投票券の購入は20歳になってから。

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